CVRが3分の1に激減。プロが作った「かっこいいHP」が事業を殺す瞬間
人生を自由に!カオルさんです。
今回のテーマは「多くの起業家が陥る罠」についてです。
起業家というのは、常に罠にかかるリスクと隣り合わせです。詐欺や騙し合いもそうですが、実は一番怖いのは、自分自身の「思い込み」という罠なんです。
「俺なら大丈夫」「この企画は当たるはずだ」という強い思い込みは、前進するエネルギーにはなりますが、一歩間違えると事業を壊す猛毒になります。
「かっこいいリニューアル」が事業を殺した実話
僕の身近で起きた、本当にあった怖い話をしましょう。
僕が以前運営していた事業で、僕が作ったLP(ランディングページ)がありました。正直、デザインは「ダサい」んです。文字ばかりで、デザイナーの卵が見たら「今時こんなので問い合わせ来るんですか?」と笑うような代物でした。でも、成約率(CVR)は「4%」という驚異的な数字を出していました。
その後、代表を引き継いだ人間がこう言ったんです。「さすがにこのデザインは古すぎる。プロに頼んで最新の、かっこいいサイトに刷新しよう」と。
多額の費用をかけて、見た目も洗練された、僕が見ても「これはいいな」と少し嫉妬するくらい素晴らしいホームページにリニューアルされました。
ところが、フタを開けてみて衝撃が走りました。 成約率が1.3%まで激減したんです。
「事実」ではなく「単語の魔力」に酔っていないか?
4%から1.3%へ。成約率は実に3分の1。売上も利益も、一瞬で吹き飛ぶような数字です。
ここで恐ろしいのは、リニューアルした本人が「これは良くなったはずだ」という思い込みから抜け出せなかったことです。数字という「事実」がダメだと言っているのに、元に戻すという判断ができない。
「リニューアル」「刷新」「最新」……。 こうした響きのいい魔法の言葉に、僕たちはつい判断を委ねてしまいます。「新しくすれば、今より良くなるはずだ」という希望的観測に、脳がジャックされてしまうんです。
でも、ビジネスにおいて「良いもの」の定義はたった一つ。「ユーザーに受け入れられ、成果が出るかどうか」だけです。数十万、数百万かけてプロが作ろうが、受け入れられなければ、それはゴミと同じなんです。
絶好調の時こそ、足元に穴が開いている
特に注意が必要なのは、事業がうまくいっている時です。 調子がいい時は、「自分の判断は常に正しい」と錯覚しがちです。少々数字が落ちても「まあ、そのうち戻るだろう」と楽観視し、修正のタイミングを逃す。これが没落の始まりです。
事実を直視してください。 感情やプライドを抜きにして、数字だけを見てください。
新しくすることが常に正しいとは限りません。時には、古臭くてダサい「過去の遺産」の中にこそ、顧客に刺さる本質が眠っていることもあるんです。
結論:思い込みを捨て、数字と対話せよ
起業家が陥る罠の正体は、自分の頭の中にある「理想の形」です。 それを市場に押し付けてはいけません。
常に「これは僕の思い込みではないか?」と疑い、市場からのフィードバックを冷徹に分析する。それが、長く自由に生き残るための唯一の方法です。
人生を自由に!カオルさんでした。