昨日は、「独立するために資格は必要か?」という質問に、1 独立の目的を明確にする2 決断するという2つのポイントをお伝えしました。
今日は更に深くはいっていきます。
「独立の目的を明確にする」独立=夢
多くの人が勘違いしてしまうんですが、「独立=夢」ではありません。
「独立=始まり」です。
マラソン大会を例にとると、スタートの鉄砲を待ちながらドキドキしている状態が独立前。
ドールテープを切って「やっとゴールした。」という状態が夢や目標を叶えた後。
イメージ出来るでしょうか?
「よ~いスタート。」「パンッ」=「やった。ゴール」ではありませんよね。
で、マラソン大会の距離によって「練習内容」が決まります。
42.195キロの大会なのに、町内お子様マラソン程度の練習をしていれば、間違いなくヘトヘトになってしまいます。
足がガクガクしてゴールテープを切ることすら出来ないかもしれません。
町内お子様マラソン大会なのか、オリンピック並のフルマラソンなのか?
そこがハッキリしないと練習内容すら決まりません。
「いいえ、私は練習内容を決めて、出る大会を決めます」という人もいるかもしれません。
それが本当に出たかった大会なのか。
もしそうであれば、確かにそれでもいいかもしれませんが、たいていの場合、それでは続かないことに気付きます。
それでも練習を続けることは出来るぜ。
という自信家にはお勧めの方法ですが、僕はそんなに自信家ではないので、あまりオススメしていません。
脱線しました。
独立の目的というのは、出場するマラソン大会のゴール。
資格を取る段階というのは、出場予定マラソン大会の練習内容です。
そして、その大会で良いタイムを出したいのか、タイムなんて関係ないのか、それによって具体的な練習内容が決まり、「決断」が出来るようになります。
「独立=夢のゴール」にしてしまわないよう、独立の目的を明確にしてみてください。
将来どんなライフスタイルを送りたいのか?
どんな状態だったら満足するのか。
将来どんなライフスタイルを送りたいのか?
時間をかけてでもいいのでイメージしてみましょう。
イメージするために少しポイントを書いておきます。
今の段階で、出来るか出来ないかを考えないという点です。
「これって叶えられるかなぁ」「大丈夫かなぁ」多くの人が自分が送りたい理想のライフスタイルを想像しようとすると、つい「出来るか出来ないか」で判断してしまいがちです。
「出来るか出来ないか」で考えてもやってみないと答えなんて出ません。
ですから、「出来るか出来ないか」ではなく、「叶えたいか叶えたくないか」の基準で考えて欲しいんです。
おそらくそういった考え方で理想のライフスタイルを想像してみると、本来叶えたいライフスタイルがわかってくるようになります。
そして、理想のライフスタイルはいつまでに叶えたいのか?
までわかってくるようになると、「今資格を取るべきか?」が明確になってきます。
僕の場合は、中小企業診断士や宅建の資格をとっても、自分のライフスタイルは叶えられないし、叶えるためには時間がかかりすぎる、と感じたので取るのを辞めました。
明日は「素早く決断する方法」について書いてみたいと思います。