「見切り発車」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
ある程度準備出来たらスタートラインを超えていなくても始めること。
というニュアンスの言葉です。
さて、コンサルをしていると、「そんな見切り発車は出来ません」と言われます。
・もう少し準備出来てから・お金が貯まってから・まずは先に片付けることがある色んな理由から、見切り発車しない人が多いです。
ここで興味深いデータがあるんです。
世の中の成功者のほとんどが見切り発車でスタートした。という事実です。
あれもこれもそれもどれも完璧にしてからスタートしたというよりは、「とりあえず初めてみよう」という感覚でスタートした人がほとんどです。
「ノリ」ってやつですね。
現に僕の周りのうまくいっている経営者も、だいたいノリでスタートしてもうまくやっています。
「見切り発車状態」でスタートしているわけです。
ビジネスをする上で、よく「完璧主義になるな」と言いたいわけではありません。
僕は他人からよく、「完璧主義だな」と言われることがあるので、完璧にしたいという気持ちは少しながら理解しているつもりです。
では何でこんな記事を書いているか?
完璧に仕上げれば仕上げるほど、うまく行かなかったときの挫折感が半端ないからです。
何でもそうですが、準備を完璧にしようが、適当に準備してスタートしようが、うまくいくものはうまくいくし、駄目なものは駄目です。
大切なのは、「全てがうまくいくものではない」という考え方なんですね。
そもそもうまくいくかいかないかがわかっていれば、誰も苦労なんてしません。
全部うまくいかせようとするから完璧主義になるし、完璧に準備しようとするとそれだけ時間もお金もかかる。
完璧主義が悪いというわけではありません。
準備は大事だし、怠っても良いことはないです。
ですが、うまくいくかわからないことをスタートするのに、準備に完璧もくそもないんですね。
・うまくいったことは続ける。
・うまくいかなかったことは今すぐ辞める。
見切り発車でスタートすれば、色んな経験が出来るので、その上で続けるのか辞めるのかを判断すればいいと思っています。