世の中の成功法則だと言われている中に「便所掃除をしなさい」というフレーズがあるのは知っていますか?
かの松下幸之助さんも、便所掃除を強く進めていたそうです。
さて、では便所掃除と成功の関係性ってどんなことになっているのか?
最近それがよく理解してきたのでシェアしたいと思います。
以前は僕も便所掃除は大嫌いでした。
特に仕事中に「便所掃除をしろ」と言われると、とにかく逃げ回っていました。
仕事で結果が出ているから便所掃除なんて下っ端がやればいいことだと思って敬遠していました。
便所掃除なんてしたくなかったんです。
でも、その時の会社のトップ2の人が毎日毎日便所掃除のためだけに僕がいる会社に来ていました。
「これが僕の仕事だから」そう言い放っていつも帰って行ったんです。
そのトップ2の人は、当時の会社の中でも「相当出来る人」と噂の人で、なんでそんな人が「便所掃除が自分の仕事」と胸を張って言い切れるんだろうと常に不思議に思っていました。
ただ、僕もトップ2の人みたいになりたかったので、最初は嫌々でも、便所掃除をやるようにしてみたんです。
最初はやっぱり嫌でした。
1年経っても嫌なものは嫌でした。
ですが、1年を過ぎた頃から、何か別のスイッチが入ったことに気付いたんです。
・こんな所にも汚れが…
・使う人の目線はこうなのか…
・もっとこうしたら便所は使いやすいんじゃないか…
これってビジネスに似ていませんか?
商品、サービス提供者として、「利用者の立場にたって考えること」はもはや当たり前です。
そこさえしっかりと出来てれば、売れない商材はないと思っています。
ですが、なかなか「相手の立場にたって考える」というものは、わかっていてもたやすく出来ることではありません。
日々のトレーニングが必要だと思う訳です。
便所掃除というのは、そういった日々のトレーニングにはもってこいなんですね。
例えば、便所というのは「人の生理現状の延長上」で毎日使われるものです。
毎日使われるということは、毎日トレーニングのチャンスがあります。
便所を常にピカピカに磨いていれば、利用者の考え、目線、使いやすさなど考えられるようになります。
細かい所に目が配れるようになります。
細かい所に目が配れる人って、尊敬されるし、必要とされる人間です。
たかが便所掃除、されど便所掃除。
だまされたと思って、6ヶ月くらい本気で取り組んでみて下さい。
良い気付きが得られると思いますよ。