「人生に自由と選択肢を」。創造力と挑戦を尊重し、個人が可能性に気づき豊かな人生を実現できるよう支援します。

狼を撲滅した結果、何が起きたか?「良かれと思った選択」が招く悲劇

人生を自由に!カオルさんです。

今回のテーマは「狼を撲滅した結果…」というお話です。

人間の都合で消された「狼」と、その後に起きた異変

昔、日本にはニホンオオカミというかっこいい狼がいました。しかし、狂犬病の蔓延や「危ない」といった人間の都合により、彼らは絶滅させられてしまいました。狼を撲滅して「これで安心だ」と喜んだのも束の間、今、日本中で鹿やイノシシによる深刻な獣害が増え続けています。

これがすべて狼がいなくなったせいだという明確なエビデンスはありませんが、多くの猟師さんは「狼がいなくなってから被害が増えた」と言います。僕たちが「良かれ」と思ってやったこと、あるいは「これで人生が変わる」と信じて選択したことが、実は数年後に自分の首を絞めている。そんなことは、僕たちの日常にも溢れているのではないでしょうか。

スマートフォンという「進化」がもたらした見えないダメージ

例えば、スマートフォンの普及もその一つです。僕たちの世代は、ポケベルの暗号を解くような時代から、PHS、携帯電話、そして今のスマートフォンへと進化を体験してきました。ビジネスは圧倒的にやりやすくなりましたが、一方で精神的に病んでしまう人も増えています。

スマホを使いこなしているつもりでも、気づけばスマホに「使われて」いたり、課金や情報過多で知らないうちにダメージを受けていたりする。狼を撲滅した先人たちは天国で喜んでいるかもしれませんが、残された僕たちは「こんなはずじゃなかった」という生態系の崩壊(海)に直面しているのです。

最近のイノシシは、昔なら効いた電気柵すら掻い潜ってきます。生態系を崩した「ツケ」は、想像以上に大きくなっています。

赤字7000万からの脱出。「在宅ワーク禁止」で見えたもの

ビジネスの世界でも、同じようなことが起こります。「出社するのは面倒だ」「在宅ワークの方が効率的だ」と、一見邪魔なものを排除した結果、組織がカオスになることがあります。

僕が以前、赤字7000万円を抱えていた会社に戻った時のことです。前任の社長が推し進めていた「フル在宅ワーク」を、僕は即座に禁止しました。

当時はAmazonやテスラですら在宅推奨だった頃ですから、社員からは「血も涙もない」と散々叩かれました。

しかし、蓋を開けてみれば、在宅中には見えなかった「A君に頼んでも仕事が回ってこない」「影でコソコソ不満を言う」といった問題が噴出していたのです。出社を再開させたことでチームワークは劇的に改善し、仕事のパフォーマンスも向上。

結果として、7000万円の赤字から一気に2000万〜3000万円の黒字へとV字回復させることができました。

「面倒なこと」の中に隠された、人生を守る防波堤

一見、邪魔だな、面倒だなと思うことの中に、実は大切な役割が隠されていることがあります。

在宅ワークを禁止した際も、介護などの特別な事情がある場合は個別に対応しましたが、基本は「顔を合わせる」という一見アナログで面倒なことが、組織の防波堤になっていたのです。

表面的な「便利さ」や「効率」だけを見て判断すると、長期的に大切なものを失ってしまう可能性があります。

もし、過去の施策で「良かれ」と思って始めたけれど、実はうまくいっていないことがあれば、それを「元に戻す」という勇気を持ってみてください。

狼はもう戻ってきませんが、僕たちは過去の教訓を活かして、より良い選択を積み重ねていくことができます。目の前の「便利」の裏側にあるものを、一度立ち止まって考えてみましょう。

人生を自由に!カオルさんでした。