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銀行のコンサルは信じるな。赤字を垂れ流す「とりあえずホームページ」の罠

人生を自由に!カオルさんです。

今回のテーマは「先を見越してやってみる」です。

先日、友人の紹介である精肉店(お肉屋さん)の方から事業相談を受けました。「移転してから売上が6〜7割に落ちてしまった。以前の1.2倍まで引き上げたい」とのこと。

話を聞くと、メインバンクのコンサルから「ホームページを作りましょう」「インスタをやりましょう」とアドバイスを受けているそうですが……正直、「こいつら、全然分かってねーな」と思いました。

1000円の肉を売るのに、1万円の広告費がかかる現実

ホームページ(ECサイト)を作れば売上が上がる。多くの人がそう妄想していますが、現実は甘くありません。

ネットで物を売る場合、最初は誰も検索してくれないので「広告」を打つしかありません。そして、新規のお客さんに1つ商品を買ってもらうための広告費は、だいたい5000円〜1万円かかります。

つまり、3000円のお肉を売ったら7000円の赤字。1000円の商品なら9000円の赤字です。

ECというのは、最初は絶対に赤字を掘るモデルなんです。300万〜500万ほどの赤字を覚悟し、その後の「リピート購入」でようやく利益を回収していく。この構造(先)を見越せずに、「とりあえずホームページを作りましょう」なんてアドバイスするのは、素人を地獄に突き落とすようなものです。

インスタの「正解」は、あなたの熱狂の中にある

もう一つ、もったいないと思ったのがインスタの使い方です。 その方は「これから配達に行きます」みたいな、誰も興味を持たない事務的な発信をしていました。

でも、僕と直接話している時、経営の数字の話では俯いていた彼が、「お肉の話」になった途端、目をバキバキに見開いて熱弁し始めたんです。

「実はA4、A5ランクの中にも番号があって、これが美味しいんですよ!」 「この部位には、こういう焼き方とタレが最高で……」

聞いていて、僕も楽しくなるほどのパッションでした。「なぜ、その熱狂をそのままインスタやYouTubeで発信しないの?」と心の底から思いました。

お肉の選び方、季節ごとの一番美味しい食べ方。その「オタクすぎるほどの知識と熱量」こそが、他店にはない最大の武器であり、最高のコンテンツになるんです。

結論:先を読む力は「自腹の経験」からしか生まれない

ホームページを作ればどうなるか。楽天に出店すれば、顧客リスト(一番の資産)をプラットフォームに握られてしまうからどうすべきか。

こうした「先を見越す力」は、本を読んだだけでは身につきません。僕自身が自社ブランドの卵を売り、広告費を払い、痛い目を見ながらテストを繰り返してきた「実体験」があるからこそ、見える世界です。

色々やっているのに成果が出ない時は、大抵「先を見越した設計」ができていません。目の前の流行りツールに飛びつく前に、まずは「これをやったら、その先どういう構造で利益が出るのか?」を徹底的にシミュレーション(あるいは小さくテスト)してみてください。

ちなみに、このお肉屋さんには「めちゃくちゃ良い施策(一撃で状況が変わるようなアイデア)」を提案しました。これはまた別の機会に、講座生さん向けにお話ししようと思います。

人生を自由に!カオルさんでした。