うんこは売れるのか?「価値がない」を「価値がある」に変える究極の発想転換術
人生を自由に!カオルさんです。
ビジネスの世界には、まだ誰も気づいていない巨大なチャンスが眠っています。それは「売れないと思われているもの」や「価値がないと思われているもの」の中に隠れています。
多くの人が「これは絶対に売れない」「こんなもの誰も欲しがらない」と決めつけているものの中にこそ、実は大きなビジネスチャンスが潜んでいるのです。
その象徴的な例として、今日は極端ですが「うんこは売れるのか?」という視点から、価値創造の本質についてお話しします。
「売れない」という先入観が生む機会損失
「うんこが売れるわけない」
誰もがそう思うでしょう。私も同じです。しかし、この「売れるわけない」という思い込みこそが、多くのビジネスチャンスを見逃す原因になっているのです。
私が大きな結果を出す前、何者でもなかった頃にずっと考えていたことがあります。それは「世の中で売れないと思われているもの」や「いらないと思われているもの」を、どうやってお金に変えるかということでした。
うんこ、おしっこ、使い古された食器、婚礼家具、ぬいぐるみ…これらは一般的には「価値がない」「売れない」と思われているものです。
しかし、視点を変えれば、これらすべてに価値を見出すことができるのです。
実際、うんこやおしっこも立派なビジネスになっています。バキュームカーが回収に来る、浄化槽のメンテナンス、下水処理など、私たちが普段意識しないところで巨大な産業が成り立っているのです。
「価値がない」という判断の落とし穴
多くの人が陥る問題は、自分の狭い視野だけで「価値がない」と判断してしまうことです。
私が前の事業(中古品買取業)で経験した具体例をお話しします。
当時、以下のようなものは「売れない」とされていました。
- 婚礼家具
- 中古の一般的な食器
- ウェジウッドなどではない普通のお皿
- フォークやナイフなどのカトラリー
- 古いぬいぐるみ
これらをメルカリで売っても、リサイクルショップに持ち込んでも、ほとんど価値がつきません。結果として、ゴミとして処分されてしまうのが現実でした。
私は長年リサイクルショップで働いていたので、「これは売れる」「これは売れない」という判断基準を熟知していました。しかし、その判断基準自体が、実は限定的な視野に基づいていたのです。
視野を広げたときに見えてきた真実
私が前の事業を売却したのは、実はやりたいことがあったからです。それが海外貿易でした。
なぜ海外貿易に興味を持ったのか。それは「日本で売れないもの」が海外では驚くほど売れる可能性があることに気づいたからです。
フィリピンに何度もリサーチに行きました。現地のオークション会場に足を運び、実際に売れている様子を観察しました。
そこで目にしたのは衝撃的な光景でした。
日本では「ゴミ」として処分されていた婚礼家具、中古の食器、カトラリー、ぬいぐるみが、現地ではバカ売れしていたのです。
価値の再定義がもたらした革命的な変化
この発見は、私のビジネスモデルを根本的に変えました。
従来の遺品整理や買取業界では、こんな負のサイクルがありました。
- お客様:安く処分したい
- 業者:処分代をもらわないと成り立たない
- 結果:誰も得をしない
しかし、海外貿易という視点を加えることで、この構造を完全に変えることができたのです。
日本では「価値がない」とされていたものが、海外では「価値のある商品」として取引される。これにより、
- お客様:処分代を払わずに済む(場合によっては買取も可能)
- 業者:処分代をもらわなくても利益が出る
- 海外の消費者:欲しい商品を手に入れられる
全員がWin-Winになる仕組みを作ることができたのです。
「売れない」を「売れる」に変える実践ステップ
ステップ1:固定観念を疑う
「これは売れない」「これには価値がない」という思い込みを一度疑ってみてください。その判断は、限られた視野に基づいていませんか?
ステップ2:異なる市場を調査する
同じ商品でも、異なる市場(地域、年齢層、文化圏)では全く違う評価を受ける可能性があります。徹底的にリサーチしてください。
ステップ3:用途の再定義を行う
本来の用途とは異なる使い方で価値を見出せないか考えてみてください。ゴミが芸術作品になることもあります。
ステップ4:組み合わせによる価値創造
単体では価値がなくても、他のものと組み合わせることで新たな価値を生み出せないか検討してください。
ステップ5:継続的な観察と実験
一度の調査で諦めず、継続的に市場を観察し、小さな実験を重ねてください。時代の変化とともに価値も変化します。
私はこの経験から、フィリピンにオークション会場を作りました。そこでは、日本では「ゴミ」とされていたものが、現地の人たちに喜ばれる商品として取引されています。
「売れないもの」を諦めずに考え続けることで、誰もが気づいていない価値を発見することができます。そして、その価値を適切な市場に届けることで、新たなビジネスチャンスを創造できるのです。
最初の「うんこは売れるのか?」という極端な例から始まって、最終的には海外貿易という大きなビジネスにつながりました。
どんなに「価値がない」と思われているものでも、どこかで誰かがそれを必要としている可能性があります。その可能性を諦めずに追求することが、真のビジネスチャンスを掴む鍵なのです。
人生を自由に!カオルさんでした。