チャンスの代償で考えるな!小さな約束を守る人が大きな成功を手にする理由
人生を自由に!カオルさんです。
成功する人と失敗する人の決定的な違いは何でしょうか?多くの人は「才能」や「運」だと考えがちですが、実は全く違います。
真の成功者は、どんなに小さく見えるチャンスでも大切にし、一度決めた約束を必ず守ります。一方で、うまくいかない人は常に「より大きなチャンス」を求めて、目の前の小さな機会を軽視してしまいます。
この違いが、長期的には天と地ほどの差を生み出すのです。しかし、多くの人がその重要性に気づかず、チャンスを代償(機会コスト)で判断してしまっています。
「大きなチャンス」を追いかけて失うもの
「この話は私には合わないですね」 「もっと大きな案件があるので」 「お金にならないので」
このような理由で、目の前の機会を断る人をよく見かけます。彼らは常に「より良い選択肢」を求めて、今あるチャンスを軽視してしまいます。
特に問題なのは、チャンスの大小を表面的な条件だけで判断してしまうこと。
- 報酬の金額
- 相手の会社規模
- 知名度の高さ
- 短期的な利益
しかし、このような判断基準で機会を選別していると、本当に重要なチャンスを見逃してしまうのです。
見かけと実際の価値が一致しない現実
私自身の経験をお話しします。
私が最初にうまくいったきっかけは、極めて小さなことから始まりました。映像制作を習っていた頃、まだペーペーだった私は名刺を作って「映像を作ります」と宣伝していました。
あるセミナーで名刺を配っていた時、隣にいたおじさんから「映像を作ってほしい」という話をいただきました。
話を聞いてみると、実は映像制作が目的ではありませんでした。その方は仕事をどんどん獲得したいと考えており、本当の問題は集客だったのです。
私は「ホームページのここを変えれば集客できる可能性があります」とアドバイスしました。1ヶ月後、実際に問い合わせが入ったという連絡をいただきました。
そこから一気に展開が変わりました。
- 専門家派遣の紹介
- 新規クライアントの紹介
- 様々なビジネス機会の提供
これらすべてが、「名刺を配る」という極めて小さな行動から始まったのです。
チャンスの代償で判断することの致命的な問題
パッと見て、名刺を配ることは大したチャンスではありません。
- 宝くじに当たったわけでもない
- 大企業からオファーが来たわけでもない
- 高額な報酬が約束されているわけでもない
表面的に比較すれば、圧倒的に小さな機会です。
「そんなことが実際に仕事になるんですか?」と思う人も多いでしょう。しかし、そこで選別しないことが重要なのです。
私たちは、それがどうなるかわからないので、とにかくやってみる。やってみた結果、実はそこから大きなチャンスにつながっていた、ということがよくあるのです。
特に最悪なパターンをご紹介します。
仮に、あなたが来週の月曜日にボランティア活動の予定を入れていたとします。ボランティアはお金になりません。
そこに大企業から連絡が入ります:「君の話を聞きたい。ミーティングをしてくれないか。月曜日しか空いていないので、なんとか月曜日にお願いしたい」
この状況で、あなたならどうしますか?
多くの人は「月曜日はボランティアだから、お金にならないから、これはいつでもできるから」という理由で、大企業のオファーを優先してしまうのではないでしょうか。
予定をリスケジュールして、大企業の話を受ける。一見、合理的な判断に見えます。
しかし、これこそが失敗の始まりなのです。
小さな約束を守ることで得られる真の価値
実は、そのボランティアに行くことで、思いもよらない大きなチャンスに出会う可能性があります。
- 参加者の中に大企業の社長がいるかもしれない
- あなたの姿勢を見て「この人はすごい」と評価してくれる人がいるかもしれない
- そこから新しい仕事につながるかもしれない
これらの可能性を期待しろと言っているわけではありません。しかし、どこでどうつながるかわからないのが人生です。
チャンスの代償で物事を優先的に考えるのは、本当にもったいないのです。
一度決めた約束を、「より良い条件」が現れたからといって簡単に変更してしまう。これは愚の骨頂と言えるでしょう。
約束を守ることで築かれる真の信頼関係
ステップ1:すべての約束を等しく重要視する
金額や規模に関係なく、一度決めた約束はすべて等しく重要です。この意識を徹底してください。
ステップ2:表面的な条件で判断しない
チャンスの価値を、報酬額や相手の知名度だけで判断するのをやめてください。本当の価値は後から明らかになることが多いのです。
ステップ3:小さな機会を積極的に受け入れる
大きなチャンスばかりを狙わず、小さな機会も積極的に受け入れてください。そこから予想外の展開が生まれます。
ステップ4:約束した以上は必ず実行する
一度約束したことは、より良い条件が現れても変更しないでください。この姿勢が信頼を築きます。
ステップ5:長期的な視点で価値を評価する
短期的な利益ではなく、長期的な関係性や学習機会として価値を評価してください。
実は、この話は私自身がかつて失敗した経験に基づいています。昔、約束を軽視してしまい、今でも反省している出来事があります。だからこそ、現在は絶対にこのようなことはしません。
もちろん、プライベートな遊びの予定であれば、仕事を優先することもあります。しかし、仕事やボランティアなど、一度「やる」と決めたことは、すべて等しく重要な約束として扱います。
ボランティアも仕事です。一度やると決めたなら、それは守るべき約束なのです。
チャンスの代償で考えていては、本当に良いことはありません。小さな約束を大切にし、目の前の機会を真摯に受け止める。この姿勢こそが、長期的な成功につながる唯一の道なのです。
人生を自由に!カオルさんでした。