なぜ反応が悪い?250名指導で見えた「自分目線」の落とし穴
人生を自由に!カオルさんです。
「一生懸命作ったホームページなのに、なぜか反応が悪い…」
「自分では完璧だと思うのに、お客さんからの問い合わせが来ない…」
そんな悩みを抱えていませんか?
今日は、私が講座で250名の生徒さんに何度も伝えている「相手の状況を把握する」ことの重要性について、実例を交えながらお話しします。
顧客目線で完璧に設計されたビジネスが生み出す理想の結果
顧客の立場に立って完璧に設計されたビジネスは、驚くべき成果を生み出します。
顧客目線で成功しているビジネスの特徴
- お客さんが迷うことなく、スムーズに行動できる
- 疑問や不安が生まれる前に、必要な情報が提供されている
- どのデバイスで見ても、快適に利用できる
- お客さんが求めている情報に、瞬時にアクセスできる
- 結果として、高い成約率とリピート率を実現している
このようなビジネスを構築できれば、競合他社を大きく引き離し、安定した収益を確保することができます。
なぜ多くの事業者が「自分目線」で失敗し続けるのか
現在、多くの事業者が以下のような問題を抱えています。
- 自分では完璧だと思っているのに、お客さんの反応が悪い
- ホームページやLP(ランディングページ)の成約率が上がらない
- お客さんから「わかりにくい」という声が多い
- 広告を出しても、すぐに離脱されてしまう
- 問い合わせはあるが、同じ質問ばかり繰り返される
これらの問題が解決されない限り、どんなにお金をかけてマーケティングをしても、期待した成果は得られません。
「作り手目線」から抜け出せない致命的な思考の罠
多くの事業者が陥る最大の間違い、それは**「自分が知っていることは、お客さんも知っている」と勘違いしていること**です。
作り手目線の典型的な問題
1. デバイスの違いを無視している
- パソコンでしか確認していない
- スマホで見た時の見え方を考慮していない
- タブレットでの表示をチェックしていない
2. 情報の配置が自分本位
- 重要な情報が見つけにくい場所にある
- お客さんが知りたい順序と異なる構成
- 専門用語を当たり前のように使用
3. お客さんの状況を想像できていない
- どんな環境で見ているかを考慮していない
- どんな気持ちで見ているかを理解していない
- どんな情報を求めているかを把握していない
私の講座で実際に起きている「スマホ無視」の実例
私は現在、約250名の生徒さんに対して、ほぼゼロの状態から億で売れる事業を作るスキルを教える講座を運営しています。
ホームページと広告を使った事業展開がメインの内容で、課題を出してクリアしていくことで、自然と集客力とビジネススキルが身につくという構成になっています。
課題提出で見えてくる問題
生徒さんには、Googleスプレッドシート(オンライン版Excel)で課題を提出してもらっています。
私は基本的にスマホでチェックしています。
なぜスマホでチェックするのか?
お客さんも、その生徒さんのお客さんも、スマホで見るからです。
スマホでの確認が絶対に必要な理由
広告からLP(ランディングページ)に流すとき、スマホで見えにくかったら、お客さんは一瞬で「これダメ」と判断して、他のページに移ってしまいます。
これは、あなた自身も経験があるはずです。
スマホで見にくいサイトに遭遇した時、我慢して見続けますか?ほとんどの場合、すぐに離脱するでしょう。
何度言っても直らない現実
講座でも何度も伝えているのですが、相手の状況を把握してくれない生徒さんがあまりにも多いのが現実です。
「僕はスマホで見てます」と明確に伝えているにも関わらず、スマホで見えるようにしてくれません。
よくある「相手の状況無視」の具体例
例1:重要情報の隠蔽
お客さん。「相談は無料なんですか?」 事業者。「無料です」 お客さん。「それ、どこでわかるんですか?」 事業者。「ページをずっと下に行っていただいて、ここです」
これで、お客さんは理解できるでしょうか?
例2:専門用語の乱用
事業者は当たり前に使っている用語でも、お客さんには全く理解できないことがあります。
例3:情報の配置ミス
お客さんが最初に知りたい情報が、ページの最下部にあったり、別ページにあったりする。
相手の状況を完璧に把握する具体的方法
ステップ1:お客さんのデバイス環境を把握する
スマホ確認は絶対必須
- 自分のコンテンツを必ずスマホで確認
- 各種スマホ(iPhone、Android)での表示確認
- タブレットでの表示も確認
確認すべきポイント
- 文字が小さすぎないか
- ボタンが押しやすいサイズか
- 画像が適切に表示されるか
- 読み込み速度は十分か
ステップ2:お客さんの心理状態を想像する
お客さんの状況設定
- どんな悩みを抱えて来ているか
- どの程度の知識を持っているか
- どんな情報を優先して知りたいか
- どの程度の時間をかけて見るか
ステップ3:情報の優先順位を再設計する
お客さん視点での情報配置
- 最初に知りたい情報を上部に配置
- 疑問が生まれる前に答えを用意
- 重要な情報は複数箇所に配置
- 専門用語には必ず説明を添付
ステップ4:第三者チェックの実施
客観的な視点の導入
- 業界に詳しくない人にチェックしてもらう
- 実際のお客さんに意見を聞く
- 改善点を具体的に指摘してもらう
業界別「相手の状況把握」のポイント
BtoB事業の場合
- 決裁者と実際の利用者が異なる場合がある
- 業務時間中に見ることが多い
- 比較検討の時間が長い
BtoC事業の場合
- 移動中や休憩時間にスマホで見ることが多い
- 感情的な判断要素が強い
- 即座の判断を求められることが多い
高額商品・サービスの場合
- 慎重な検討が行われる
- 複数回の訪問が前提
- 詳細な情報が求められる
低額商品・サービスの場合
- 直感的な判断が多い
- シンプルで分かりやすい説明が重要
- 購入までのステップは最小限に
今すぐ実践できる「顧客目線チェックリスト」
デバイス確認
- スマホで全ページを確認したか
- 文字サイズは適切か
- ボタンは押しやすいか
- 画像は鮮明に表示されるか
情報配置確認
- 重要な情報が見つけやすい場所にあるか
- お客さんが知りたい順序で情報が配置されているか
- 専門用語には説明があるか
- 疑問が生まれそうなポイントに事前回答があるか
導線確認
- 次に取るべき行動が明確か
- 迷子になる要素がないか
- ゴールまでの道筋が分かりやすいか
心理的配慮確認
- 不安を解消する要素があるか
- 安心感を与える情報があるか
- 信頼性を示す要素があるか
相手の状況把握を怠ることの機会損失
直接的な損失
- 成約率の低下
- 広告費の無駄遣い
- 顧客獲得コストの増大
間接的な損失
- ブランドイメージの悪化
- 口コミでの悪評
- 長期的な信頼失墜
競合との差
相手の状況を把握できていない事業者と、完璧に把握している事業者では、同じ商品・サービスでも成果に雲泥の差が生まれます。
まとめ:相手の状況把握は最低限のマナー
- お客さんの状況を把握することは、ビジネスの基礎中の基礎
- スマホでの確認は絶対に必須
- 自分が知っていることを、お客さんも知っているという思い込みを捨てる
- お客さんの立場に立って、全てを再設計する
- 相手の状況把握は、最低限のマナーであり、ビジネスの成功を左右する
私が講座で何度伝えても、この基本ができない生徒さんが多いのが現実です。
しかし、この基本をしっかりと押さえた生徒さんは、確実に成果を出しています。
あなたも、今すぐ自分のビジネスを「相手の状況」から見直してみてください。
お客さんがどんな環境で、どんな気持ちで、どんな情報を求めて、あなたのサービスに接触するのか。
その状況を完璧に把握し、それに合わせて全てを設計し直すことで、あなたのビジネスは劇的に改善されるはずです。
これは最低限のマナーですが、同時に最強の差別化要因でもあります。
この記事が参考になった方は、ぜひ今日から自分のホームページやサービスをスマホでチェックしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
人生を自由に!カオルさんでした。