3秒でわからないホームページは即離脱される現実
人生を自由に!カオルさんです。
今回のテーマは「説明しないとわからないは致命的」です。
一目見ただけで全てが伝わるホームページが成功を呼ぶ
僕らは基本的に広告とホームページの両軸で事業を展開していきます。お客さんが広告を見て、ホームページ(LP)を見た時に、すぐに「なるほど、じゃあここにお願いしよう」と思ってもらえるかが勝負です。
僕が前のサービスを立ち上げた時も、「説明しなくてもどうやったらわかるのか」というところを徹底的に考えました。その結果、「競合と比べても一番わかりやすい」「御社のホームページが一番わかりやすかった」というお客さんの声をいただき、多くの問い合わせをもらうことができました。
特にネットで事業を展開する場合、僕たちは説明できません。夜の12時に見ている人に対して、わざわざ説明なんかできないわけです。だからこそ、一目見ただけで全てが伝わる仕組みが必要なんです。
多くのホームページが「何が言いたいかわからない」状態
よくわからないホームページって多くないですか?
例えば不用品回収をお願いしたいのに、料金がどこにあるかわからない、サービスの流れがよくわからない。僕たちは明確に言語化はしないものの、「なんとなく漠然と、あ、なんか違う」という感覚で、完全に感覚で離脱して他のホームページを見に行くということがよくあります。
先日、東京のグランドハイアット東京で待ち合わせをしていた時に、たまたま看板を見たんです。すごく美味しそうな料理があったので、後で宅配してもらおうと思いました。
看板を見ても、どこで注文していいかまずわからない。よく見ると右下の方にQRコードが貼ってあって、それを見るとネットショップに飛びます。宅配はないかなと思ってずっと見ているんですが、宅配というワードがないんです。
よくある質問を見ると「店頭受取の場合」という表記があるので、店頭受取の場合があるということは宅配の場合もあるんだと思って探すわけですが、どこにも配送について書いてないんです。
「グランドハイアット ネットショップ 配送」とかで検索してもありません。もうダメだと思って、怒り心頭で見るのをやめました。
なぜ「説明が必要」なサイトが生まれるのか?
この根本的な原因は、作り手が「説明すればわかってもらえる」と思い込んでいることにあります。
僕の生徒さんにも何度も何度も伝えるんですが、なかなかわかってもらえません。毎回課題を提出してもらうのですが、その課題の提出から「説明しなくてもわかるように提出してほしい」と言っているのに、半数ぐらいの人がわかっていないんです。
「いや、このホームページのここに配送のやり方とか書いてます」「配送方法書いてます」と言われても、**誰が説明するんですか?何のためのホームページなんですか?**ということになってしまいます。
作り手は自分のサービスを熟知しているため、どこに何が書いてあるかわかります。でも、初めて見るお客さんにはわからないんです。
解決策:「見ただけでわかる」仕組みを構築する
ステップ1:お客さんの視点で徹底的にチェックする
自分のホームページを、全く知らない人の視点で見直してください。以下の質問に即座に答えられるかチェックしましょう:
- このサービスは何をしてくれるのか?
- 料金はいくらなのか?
- どうやって注文・申し込みするのか?
- どのくらい時間がかかるのか?
- 対応エリアはどこなのか?
ステップ2:「3秒ルール」を適用する
お客さんがあなたのホームページを見て、3秒以内に上記の質問に答えられない場合、それは致命的です。すぐに離脱されてしまいます。
ステップ3:説明が必要な箇所を全て洗い出す
「ここに書いてあります」と説明が必要な箇所を全てリストアップし、それらを説明なしでもわかるように改善してください。
ステップ4:第三者にテストしてもらう
家族や友人に、あなたのサービスを全く知らない状態でホームページを見てもらい、以下をテストしてください:
- 5分以内にサービス内容が理解できるか
- 実際に注文までの流れができるか
- 疑問点はないか
ステップ5:競合サイトと比較する
競合のホームページと自分のホームページを並べて見比べ、どちらがわかりやすいかを客観的に判断してください。
まとめ:説明不要のホームページが事業成功の鍵
こんなホームページを作ってしまったら完全にアウトです。特にネットで事業を展開する場合、説明しないとわからないというのはかなり致命的です。
お客さんは忙しい中、あなたのホームページを見てくれています。その貴重な時間を無駄にしないためにも、一目見ただけで全てが伝わる、説明不要のホームページを作ることが事業成功の鍵なのです。
人生を自由に!カオルさんでした。