善意が事業を破壊する? クレーマーを生み出す「安売り」の罠と回避策
人生を自由に!カオルさんです。
僕はほぼゼロから億で売れる事業を作るという講座をやっています。
今回のテーマは「いい人になろうとすると成功から遠のく」です。これから事業を成功させたい方は、特にこの内容を「基本のキ」として心に刻んでください。
善意のサービスが、あなたを損させる
結論から言いますが、いい人になろうとすればするほど、間違いなく成功から遠のきます。
例えば、1時間5,000円のサービスを提供していて、実際には3時間かかったとします。そこで「もらいすぎたら悪いかな」「次もリピートしてほしいから」と、淡い期待を持って5,000円しか請求しない。こうした行為は、経営において百害あって一利なしです。
経営と感情は切り離さなければなりません。僕はかつて会社で「鬼・悪魔」と呼ばれていましたが、やるべきことは徹底してやっていました。10万円の高級椅子を全員に配ったり、利益の30%を還元したりと、条件面は最高に整える。でも、わがままな意見に合わせることはしません。彼らの意見で会社がうまくいくなら、彼らはとっくに独立しているはずだからです。
赤字で助けたのに「ブチギレ」される矛盾
いい人になろうとすると、本来感じなくていい負の感情に振り回されます。
以前、宮崎で「お金がないからゴミ屋敷をなんとかしてほしい」という依頼がありました。協力業者の社長も「かわいそうだから赤字でもいいよ」と引き受けてくれたんです。数万円の赤字を出して作業した結果、どうなったと思いますか?
なんと、大クレームになったんです。「ここが掃除できていない」「これも持っていってくれないのか」と。
安くするということは、サービスを削るということです。事前に説明して納得してもらったはずなのに、相手は「お金を払ったんだから全部やれ」と態度を変える。善意で動いた業者の社長は、結局ブチギレて終わりました。いい人になろうとして、一番損をしたのは助けようとした側だったのです。
「特別扱い」は、他のお客様への失礼にあたる
いい人であろうとして個別にいい顔をすることは、正規の料金を払ってくれている他のお客様に対する差別であり、失礼な行為です。
「この人だけ安くしてあげよう」という甘い考えは、結果としてあなたの疑心暗鬼を生みます。「どうせ次もこうなるんじゃないか」と人を疑うようになれば、もう事業どころではありません。
経営者は、ボランティア団体を作っているわけではありません。まずは事業を成り立たせることが第一の役目です。無理なものにははっきりと「無理」と言う。もらうべき対価はちゃんともらう。この当たり前を徹底することが、自分自身と、大切なお客様を守ることに繋がります。
トラブルを「システム」で解決する強さ
この宮崎での苦い経験から、僕たちは新しいシステムを作りました。「言った・言わない」のトラブルを防ぐために、見積もり時に動画を撮影し、それをそのまま見積書に含める「動画見積もりサービス」です。
感情で解決しようとするのではなく、仕組みで解決する。これによって未然にトラブルを防げるようになり、結果として事業はさらに強固になりました。
いい人を辞めて、シビアな経営者として立つこと。それが、巡り巡って周囲を幸せにする最短ルートになります。
人生を自由に!カオルさんでした。