探偵デビュー戦で40年前の初恋相手を1週間で発見した方法|情報ゼロからの人探し術
人生を自由に!カオルさんです。
今回のテーマは「仕事で初恋の人を探してた時の話」です。
探偵として人を見つける技術を身につけた経験
探偵をやりたくて、探偵をやったんですよ。でね、やったこともないんですけど、テレビで盗聴器発見か、なんかアンテナみたいなの持って「ピピピピ」みたいなあれが、もう衝撃的で。「そんなことでこんなに稼げるのか」みたいな感じで、「すげー」と思って始めたんですよね。「やるぞ」みたいな感じで。
翌日から、数日後にはもうホームページ作ったんですけど、そんなやんかんやで結局、探偵としてデビューを果たしたわけなんです。まあこの詳しい話については過去の音声で話をしているはずなので、それを合わせて聞いてみてください。
でこの見習いの時に、お師匠さん、教えてもらってた人の調査に行くわけですよ。で、忘れもしない、最初の調査か何かっていうと、初恋の人探しだったんですね。多分最初だったと思うんです。
あんまりこの具体的な話を言うと、一応守秘義務みたいなのがあるんで、まあちょっと抽象度高く話をしますね。
で、依頼主さんは、ちょっと高齢の方、60歳過ぎの方ですね。で奥さんが亡くなって、で、まあ当時大学生の時に付き合った彼女のことを忘れられないということで、「ぜひちょっとその人と話をしたい」ということで依頼を受けました。
僕の師匠がそれで行くわけです。で金額いくらだったかな、調査で150万ぐらいかな、で経費は別だと思うんですけども、まあそれで「じゃあお願いします」ってことで受けました。
この技術があれば、どんな困難な状況でも人を見つけることができる。ビジネスでも人生でも、「見つからない」「つながらない」ということはなくなります。
でも最初は何をしていいか全くわからなかった
で僕、「面倒見かな」と思ったら、「よし、お前行ってこい」って感じですよ。「ちょっと待って」って。
確かに僕「探偵やります」って言ったし、浮気調査とかのやり方を教えてもらったんですね。でも人探しの方法なんか教えてもらったことねーよと思いながら。でも「いけるやろ、お前」みたいな感じで言われて、もうそう言われたら「行けます」ってしか言いようがないじゃないですか。で行ったんです。
すごいですよ、60歳過ぎなので、当時の写真って言ったら、もう当てにもならないわけです。お互いに、その人も本人もそうですけど、相手も、相手の写真なんて、すっごい古い写真だから、もうぼやけてわかんないし。
なんなら、その情報っていうのが、その写真ぐらいじゃないですよ。「まじか」と。それで日本全国ですよ。「これどうやって探すの?」と思いながら。
「どうしよう?どうしよう」と思って絞り出したのが、「出身地とかわかります?」みたいな感じだったんですね。出身地がわかれば何かあるだろうと思って。出身地を聞いたら、どうやら北海道だと、北海道のある市だというふうに聞きました。で最後に別れたところが東京っていうふうに聞いたので、まあとはいえ40年経つんで、東京にはいないだろうと思って。
まあ一発狙いで、北海道のその地元に行ったわけです。僕多分、北海道に初めて行ったのが、その調査の時じゃないかそうで。行って、そこの街に着くわけです。
「僕は何をしに来たんだろう」と思ってね。当時の風景なんかわからないわけですよ。依頼主も、まあ「当時はこうで、実家がここで」みたいな、具体的な住所なんか教えてくれるわけもないし、わかんないし、そもそも。だから、まあ困りました。
手がかりが少なすぎて途方に暮れる状況
で最初に僕が手を打ったのは何かっていうと、タクシーだったわけです。タクシー、街のこともあまりにもよくわかんないんで、とりあえずタクシーの運ちゃんだったらよくわかるだろうと思ってタクシーに乗ったんですね。
タクシーに乗って、でいきなりその、ストレートに「何々さん知ってます?」みたいな感じで言っちゃうと、まあ警戒されちゃうんで、なので街の風景ですよね。「この街の歴史について教えてもらえますか?」みたいな。乗りながら「実はここに家族が、兄弟がいて、ちょっと探してるんです」ぐらいの感覚で。
そしたら色々教えてくれるわけです。「いや、街はもう完全に都市化って言わないですけど、綺麗に区画整理されたみたいな感じで、昔の面影なんかないよ」みたいな感じで。「そうなんすか」みたいな。
そういうところから、どういうふうに聞いてたかわかんないんですけど、「こういう人知ってます?」みたいな感じで。「なんか名字は聞いたことあるなぁ」ぐらいの感覚だったんですよ。当日はそれで終わりました。
タクシーの運ちゃんって言いながら、女性だったんですけども、女性のタクシードライバーさんに「明日もちょっと乗りたいんで、またお願いします」って、確か3日か4日くらい乗ったんですよね。
でその中でわかったんですよ、その実家の住所は。「すごいでしょうね、すげーなぁ」と思いながら、で行くわけです。そしたら、跡形もないんですよ。跡形もねーと思いながら。「あれは何もねー」と思いながら。
でなんか昔の地図帳とか見ながら、いろいろ図書館行ったりとか見てたんですけど、全然見つからなくて。「やっば」と思いながら。もうこの時点で3日か4日経ってるわけです。「やっば」と思いながら。
シンプルな方法で奇跡的に発見
で次に何をしたかというと、とりあえず移動だということで。でなんとなくですけど、「あっちの方に行ったよ」みたいな、「西の方に行ったよ」みたいなことを聞いたわけです。それで、その家族は。それで西の方に行って、なんでそこに降りたかはわからないんですけど、とりあえず降りようということで降りたところで、そこで見つかっちゃったんです。結論、見つかっちゃったんですよ。
どうやって見つけたかというと、当時は電話ボックスがあって、その電話ボックスで、僕はその女性の名前、まぁ正確には苗字なんですけど、苗字だけはわかるんで。でそれが旧姓なのか、まあ今でも旧姓なのか、今でもその結婚せずに旧姓でいるのか、もしくはもう結婚して名字が変わったのかわからない状態だったんですけど、とりあえず調べようということで。
調べてたら、あったんですよ、実家が。いっぱいありましたよ、同じような名字ですね。で手当たり次第、僕は電話をかけて。で当時携帯あったと思うんだけど、携帯で電話をかけずに、その電話ボックスから。で電話をかけて「すいません、こういうものですけど、こういう方知りませんか?」っていう感じで電話をかけていったら、あったんですね。
で行ったわけです。「いや実は私、こういうもんだ」みたいな感じで。その時は、ちゃんと身元は明かさないといけないので、「こういう調査をやってまして、ぜひとも会いたいという方がいらっしゃるので、一度お話をお伺いできませんか。もし嫌だったら断っていただいて結構です」という感じで、ちゃんと身元を明かして会うことになりました。
感激ですよ、びっくりしました。
ただ、そこの住所に行って出てきたのは妹さんだったかな、妹さんで。「実は姉はもう結婚して海外にいるんです」と。「海外にいて、お名前聞いた方の名前は存じ上げております」と。「姉に聞いたら知ってるよって話だったので、もし会うことはできないけれども、話だったらできますよ」ってことで、最終的につなげて、調査終了って感じだったんですけど。
いやーもう、ありがとうございました。その間1週間ぐらいだったから、すごいですよね。まさかまさか見つかるとは思ってないし、僕にその能力があるとは思ってないしみたいな感じで、すごいです。
で僕の師匠は、しっかりたっぷり料金をいただいて、僕はそこそこに料金をもらって、成功報酬としていただいたという感じです。
この経験で学んだのは、どんなに困難に見える状況でも、諦めずに一つずつ手がかりを追っていけば、必ず答えは見つかるということです。
情報が少ない、手がかりがない、そんな状況でも、シンプルな方法を組み合わせることで、奇跡的な結果を生み出すことができる。これはビジネスでも人生でも同じです。
じゃあこんなことやってましたね。まさか探偵になって、最初の仕事が初恋の人探しなんて思ってもなかったんで、びっくりしたよっていう話でした。
ということで今回は、取り留めのない話で申し訳ないです。僕が初恋の人を仕事で探してきた時の話でした。
人生を自由に!カオルさんでした。