間違った進化をすると終わる|サーベルタイガーに学ぶ事業継続の本質
人生を自由に!カオルさんです。
あなたは今、事業で成功を手にしているかもしれません。収益も上がり、自信を持って前進している状態かもしれませんね。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。その成功の方向性は、本当に正しいでしょうか?
進化・成長の落とし穴に気づいていますか?
「進化」「成長」と聞くと、誰もがポジティブなイメージを抱きます。確かに成長すれば物事はうまくいく…そう思い込んでいる人は多いでしょう。
しかし、実は進化・成長には2つのタイプがあります。
- ポジティブな進化・成長:物事が今よりもうまくいくようになる
- ネガティブな進化・成長:最終的に終わりを迎えてしまう
多くの事業者が犯している致命的な間違いは、「成長しているから大丈夫」という思い込みです。
サーベルタイガーが教える「間違った進化」の代償
この話をするとき、私がいつも思い浮かべるのがサーベルタイガーの事例です。
サーベルタイガーをご存知ですか?昔、猛威を振るっていた大型猛獣で、特徴的な大きな牙で獲物を捕食していました。恐竜時代には確実に生態系の頂点にいた存在です。
でも今、サーベルタイガーはどこにもいませんよね。動物園にもいないし、アフリカのサバンナにもいません。なぜ絶滅してしまったのでしょうか?
間違った進化の具体例
サーベルタイガーは、時代の変化に適応できませんでした。
昔の時代:
- 大型生物が豊富にいた
- 大きい獲物を捕らえることが生存の鍵
- より大きな獲物を捕らえるため、牙をどんどん大きくした
彼らは「牙を大きくする」という進化にすべてを投資し、他の能力の進化を怠りました。
環境の変化: 氷河期が到来し、大型生物が生存できない世界になりました。生き残ったのは「小さくて素早い生き物」でした。昆虫、鳥類など、機敏性を武器とする生物たちです。
致命的な結果: サーベルタイガーは牙を大きくしすぎたがために、動きが鈍くなってしまいました。素早さというパラメーターを完全に無視していたんです。
食べるものがなくなった上に、機敏性も失った彼らは、結局絶滅の道を辿りました。
現代のビジネスでも起きている同じ過ち
これは決して大昔の話ではありません。現代のビジネスでも全く同じことが起きています。
多くの事業者が陥る「サーベルタイガーの罠」とは:
- 一つの手法に過度に依存する(牙だけを大きくする)
- 環境の変化を読めない(氷河期の到来に気づかない)
- 他の能力を軽視する(素早さを無視する)
たとえば、特定のプラットフォームでの成功に安住し、規約変更で一気に収益が吹き飛ぶケース。一つの集客方法に依存して、トレンドの変化に対応できなくなるケース。
これらは全て「間違った進化」の典型例です。
時代に適応する真の進化とは
では、私たちはどのような進化・成長を目指すべきでしょうか?
答えは**「時代の変化に適応すること」**です。
適応すること自体が、生き残るための最も重要な進化なのです。
具体的には:
- 時代の流れを常に観察する
- その時代に合わせて柔軟に変化する
- 決して流れに逆らわない
これこそが、ポジティブな進化・成長の本質だと考えています。
サーベルタイガーのように一つの能力だけを極めるのではなく、環境の変化に合わせて必要な能力を身につけていく。そんな進化を心がけることが重要です。
まとめ
進化・成長は確かに素晴らしいことです。しかし、方向性を間違えると、最終的には終わりを迎えてしまう可能性があります。
大切なのは:
- 盲目的な成長ではなく、適応力のある成長
- 一点集中ではなく、バランスの取れた進化
- 過去の成功に固執せず、時代の変化を受け入れる姿勢
あなたの事業は、正しい方向に進化していますか?
人生を自由に!カオルさんでした。