赤字7000万の会社を救いに戻ったら「パワハラ」で内部告発された話
人生を自由に!カオルさんです。
今回のテーマは「パワハラで内部告発された時の話」です。以前、セクハラで訴えられた話もしましたが、実は同時にパワハラでも内部告発を受けていたんです。
赤字7000万、カオス化した組織への復帰
事の経緯を話すと、僕が事業を売却した後に就任した社長が、赤字を7000万円も掘った上に、パワハラやセクハラなどの問題を起こして退任してしまいました。その後を継いだ社長もわずか2ヶ月で精神を病んでしまい、「収拾をつけられるのはカオルさんしかいない」と請われて、僕は現場に戻ることになったんです。
ところが、戻ったタイミングで突きつけられたのが、僕自身に対する「セクハラ・パワハラ」の内部告発でした。自分としては、崩壊しかけた会社を立て直し、従業員の雇用を守るために戻ったつもりだったので、これには相当なショックを受けました。
「プロの基準」を教えることがパワハラになる時代
具体的に何がパワハラだったのかを聞くと、ある女性社員から「カオルさんが気に入る納品物じゃないと受け入れてもらえなかった」という声が上がっているとのことでした。
彼女たちが言う「納品物」とは、おそらくブログ記事やLP(ランディングページ)のことです。僕はこれに対して、「見込み客のためになっているか」という視点でフィードバックを出していました。作ったことも成果を出したこともない人が作ったものが、最初から100点であるはずがありません。プロとして、成果が出る水準に達していなければ「直して」と言うのは当然のことです。
しかし、それが彼女たちにとっては「自分の思い通りにならないと突っぱねるパワハラ」と捉えられてしまったのです。
具体と抽象。フィードバックの意図が伝わらない悲しみ
「具体的な指示がなかった」という不満もありました。しかし、僕には「具体と抽象」の使い分けという明確な意図がありました。
例えば、10項目のうち8割がズレている場合、それは根本的な考え方が間違っています。その時に一つひとつ細かく直してあげても、次の仕事でまた同じ間違いを繰り返します。だからあえて抽象度を高くして、「根本の見込み客視点が抜けていないか?」と問いかけ、自分で考えさせるようにしていたのです。
これを弁護士に相談したところ「受け取り方次第ですね」という無難な回答でした。上司が仕事のクオリティを求めることがパワハラだと言われてしまったら、世の中の仕事はすべてパワハラになってしまいます。
救世主から「冷徹マシン」へ。モチベーションの崩壊
僕は、会社を潰さず従業員の人生を守りたいという一心で戻りました。しかし、現場から「NO」を突きつけられたことで、100あったモチベーションは一気に5まで下がりました。「あ、僕はいらないんだな」と、深い悲しみを感じたのを覚えています。
そこからは感情を捨て、冷徹なマシンとなって組織の再構築に徹しました。戦略を出し、内製を整え直し、結果として10ヶ月ほどでマイナス7000万円からプラス2000万〜3000万円まで引き上げました。そして役割を終えたと判断し、役員報酬の交渉が通らなかったタイミングで、潔く身を引くことにしました。
人のせいにしている限り、人生は変わらない
今回の事件で痛感したのは、「被害者ヅラ」をしている限り、その人の人生は変わらないということです。不満を誰かのせいにして、自分の基準を上げようとしない。そのスタンスでは、どれだけ「月100万稼ぎたい」といった夢を掲げても叶うことはありません。
手塩にかけて育てた会社で、信頼していた従業員や加盟店から梯子を外された経験は、僕にとって非常に悲しい出来事でした。しかし、この経験もまた、僕が「億で売れる事業」を作るための重要な血肉となっています。
組織運営は綺麗事だけではありません。それでも、誰かのためにと立ち上がるリーダーの皆さんに、この話が何かのヒントになれば幸いです。
人生を自由に!カオルさんでした。