焚き火が教えてくれた事業成功の絶対法則
人生を自由に!カオルさんです。
今回のテーマは「焚き火と事業」です。
小さな火から始めて、最終的には何でも燃やせる巨大な炎に
僕は養鶏をやっているんですが、大豆を煮るために焚き火をよくするんです。深さ1メートルほどの穴を掘って、周りを30センチ角ぐらいの岩で囲んで、そこで廃材や枝を燃やします。
昨日、たまたま焚き火をしてみたんですが、最初は全然燃えませんでした。なぜかと思って見てみると、枝がまだ新しくて、生木だったんです。
生木は切って間もない木のことで、中に水分が含まれているので燃えないんですね。どんなに細い枝でも、切って1年経たないようなものは水分があって、なかなか燃えません。
そこで燃えやすい落ち葉を集めてきて燃やしました。落ち葉はボーボーと勢いよく燃えるんですが、燃え尽きるのが早いんです。すぐになくなってしまいます。
でも、その落ち葉の火を使って角材を燃やすと、今度は1メートルくらいの火柱がバッと立ち上がりました。大きな火ができた後に、最初は燃えなかった生木の枝を入れてみると、不思議なことに今度は燃えるんです。
多くの人が犯している致命的な間違い
僕たちは事業でも、いきなりバーッと大きく燃やそうと思いがちです。でも、それは無理なんですよ。
いきなり生木(燃えにくいもの)から始めようとして、火が消えてしまう。
これが多くの人が事業で失敗する根本的なパターンです。最初から大きな投資をしたり、難しい顧客にアプローチしたり、複雑なビジネスモデルから始めようとする。
結果として、小さな火さえ起こせずに終わってしまうんです。
なぜ小さく始めることができないのか?
この原因は、焚き火の原理を理解していないことにあります。
焚き火は段階的に火を大きくしていくものです:
- まず燃えやすいもの(落ち葉)で小さな火を作る
- その火で中程度に燃えるもの(角材)を燃やす
- 大きな火になったら、生木でも燃やせるようになる
事業も全く同じ原理で動いています。でも多くの人は、いきなり最終形を目指してしまう。
「小さな成功の積み重ね」という基本原則を無視しているんです。
解決策:焚き火の原理で事業を育てる
ステップ1:燃えやすいものから始める
事業で言う「落ち葉」は何でしょうか?それは:
- すぐに結果が出やすい簡単な案件
- 小さくても確実に利益が出る仕組み
- 既存の人脈やスキルを活用できる領域
まずはここで小さな火(実績)を作ります。
ステップ2:中程度のリソースを投入する
小さな火ができたら、今度は「角材」を投入します:
- 人材への投資
- 設備やツールへの投資
- マーケティング費用
- 新しいスキルの習得
この段階で火は一気に大きくなります。
ステップ3:大きな火で困難なことにも挑戦
火がボーボー燃え始めたら、最初は無理だった「生木」にも挑戦できます:
- 大口顧客への営業
- 新しい市場への参入
- 複雑なビジネスモデルの構築
- 優秀な人材のスカウト
ステップ4:火を絶やさないための継続投資
大きな火を維持するためには、継続的に燃料を投入し続ける必要があります。事業も同じで、常に新しいリソース(資金、人材、アイデア)を投入し続けることが重要です。
焚き火が教えてくれる事業成功の本質
焚き火を見ていて気づいたのは、火が大きくなると、最初は巻き込めなかった人たちも勝手に仲間になってくれるということです。
事業でも全く同じことが起こります。小さいうちは相手にされなかった優秀な人材や大手企業も、事業が軌道に乗って大きな炎になると、向こうから近づいてきてくれるんです。
でも、これは決して偶然ではありません。正しい順序で、正しいタイミングで、正しいものを投入した結果なんです。
まとめ:小さな火から始めて、必ず大きな炎にする
事業成功の原理は焚き火と全く同じです:
- 燃えやすいものから始める(確実に成果が出ることから)
- 段階的にリソースを投入する(一気にではなく計画的に)
- 大きな火になったら困難にも挑戦(タイミングを見極める)
- 継続的に燃料を投入(成長を止めない)
焚き火をやったことがない人は、ぜひ一度やってみてください。消防法の関係ですぐにはできないかもしれませんが、本当にたくさんの気づきがありますよ。見ているだけでも癒されますし、事業のヒントも必ず見つかるはずです。
人生を自由に!カオルさんでした。