成功し続ける人が絶対に忘れない「初心」の重要性
人生を自由に!カオルさんです。
初心を忘れずに成長し続けられる理想の未来
想像してみてください。
- 何年経っても新人の頃の一生懸命さと熱意を保ち続けられる自分
- 慣れによる慢心に陥ることなく、常に高いパフォーマンスを維持する状態
- 相手に対して常に真摯な姿勢で向き合い、信頼され続ける関係性
- 経験を積んでも決めつけることなく、一人一人と丁寧に向き合える心
- M&A達成後も謙虚さを保ち、さらなる成長を続けられる人生
経験を積むことは素晴らしいことです。
スキルが向上し、効率的に仕事ができるようになり、多くの問題を解決できるようになる。
しかし、経験を積むことには、実は大きな落とし穴があります。
そして、この落とし穴に気づかずにいると、せっかく築いた成功が台無しになってしまう可能性があるのです。
なぜベテランの方が成果が低くなってしまうのか?
しかし現実には、こんな現象が起こっています。
つい先日、生徒さんとの勉強会をやった時に、懇親会でみんなでワイワイ飲んでいた時に、「いやカオルさん、怖いです」って言われたんです。
個人セッションという個人面談をやっているんですけども、その時に撮った動画を生徒さんに見せているわけですね。
いろんな生徒さんがいるので、僕もその時の感情の浮き沈みなのかわからないんですけど、その表情がもろに出ていたりとか、質問の仕方が怖いとかという風に言われたんです。
そんなことはあるのかなと思いながら、ビデオを見返してみたら、まあ怖いわけです。
「あれ怖い」と思って、「こんな顔だったっけ」と思いました。
多分、僕が感じないところでめっちゃ疲れているんでしょうね。
数字が証明する衝撃的な事実
今講座を250名くらいでやっていて、2ヶ月弱ぐらい経ったんですけども、いろんな方がいらっしゃって、僕も慣れてきたというところもあって、おそらく僕自身でも何か「まあこれぐらいでいいのかな」という感じが出ているんじゃないかなというふうに思いました。
僕が前の会社でやった時に、新人のオペレーター(電話オペレーターといって電話を取ってそれを営業さんに振るという仕事)をやっていたんですけども、新人さんとベテランさんっているじゃないですか?
ベテランさんというと、もう1年以上とか2年以上とか3年以上やっている人がいるわけですね。
受注率を計算していたわけです。
受注というのは仕事につながった率ですね。実際にお客様からお金をいただいた率のことを、僕たちは受注率と呼ぶんですけども。
新人さんとベテランさん、普通に考えてですよ。普通に考えると、ベテランさんの方が受注率高いじゃないですか?
業務慣れているんだから。
でも、実際蓋を開けてみると、新人さんの方がいいんですよ。
新人さんの方が、ベテランさんよりも受注率が高いんですね。
どれくらい高いかというと、ひどい場合は10%以上差がつきます。
- 新人さんの場合:受注率が32%とか
- ベテランさん:22%とか
この差はなんだと思いません?
普通は出たばっかりの、デビューしたばっかりの新人さんですよ。
ここで新人さんというのは、初めてまだ1ヶ月2ヶ月経っていない人たちのことを僕は新人さんと呼んでいるんですけども。
そんな新人さんよりも、ベテランさんの方が受注率が低いって、そんなことありえるの?と思いながら、僕はずっと数字を見ていたんですね。
「慣れ」が生み出す致命的な問題
結局なんでそうなっているのかなという風に、僕がいろいろオペレーターさんの声を聞いていると、やっぱりベテランさんは慣れちゃっているから、この人はダメだなというのを最初から決めつけていて、ダメな方向に持っていこうとしているという感じがありました。
新人とベテランの決定的な違い
新人さんっていうのは一生懸命じゃないですか?
一生懸命で、とにかく「作業担当から連絡させますので」みたいな感じで、一生懸命振ろうとする。
でもベテランさんっていうのはそれがないんですね。一生懸命さがない。
おそらくそれを感じ取って、見込み客っていうのは「もうダメだ」と思って辞めているという感じがありました。
慣れが生む決めつけの罠
慣れている業務ってあるじゃないですか?
あなたも仕事があっていろいろあったと思うんですけども、慣れ始めると、やっぱりどこかでこれまでの経験で決めつけてしまったりとか、慣れて「この人はこういう感じだ」とかっていう風になっているんじゃないかなという風に思います。
僕もそうなんですよ。慣れちゃっているんですよ。
慣れ始めているので、「またこの質問か?」「またこの経過」っていう感じで、多分がっかりしているんですね、僕は。
で、結局それが表情に出てしまって、それが最終的に「怖い」という風に表情になっているんじゃないかなと思いました。
初心を保ち続けるための具体的な解決策
これは僕の自戒も込めての回だったので、僕の失敗というか経験をもとに、あなたもぜひ普段の仕事に生かしていただければいいかなと思います。
ステップ1:慣れの危険性を認識する
まず重要なのは、慣れることの危険性を正しく理解することです。
- 慣れは効率性をもたらすが、同時に慢心も生む
- 経験による決めつけが、新しい可能性を閉ざす
- 一生懸命さの欠如が、相手に伝わってしまう
- 表情や態度に無意識に現れる
ステップ2:新人の頃の気持ちを思い出す
定期的に新人の頃の気持ちを思い出すことが重要です。
- 初めて仕事を始めた時の緊張感
- 一つ一つを丁寧にやろうとした姿勢
- 相手のことを真剣に考えていた心
- 失敗を恐れながらも一生懸命だった自分
ステップ3:相手一人一人を新鮮な目で見る
決めつけをやめ、一人一人を新鮮な目で見ることを心がけましょう。
- 「またこのパターンか」という思考を止める
- 相手の話を最後まで真剣に聞く
- 先入観を持たずに接する
- 毎回が初回だと思って対応する
ステップ4:定期的な自己チェック
自分の態度や表情を定期的にチェックすることが大切です。
- 録画や録音で自分を客観視する
- 同僚や部下からフィードバックをもらう
- 相手の反応をよく観察する
- 初心忘るべからずの精神を保つ
ステップ5:継続的な学習姿勢を保つ
慣れによる停滞を防ぐため、常に学習姿勢を保ちましょう。
- 新しい手法やアプローチを試す
- 他の人のやり方を観察する
- 業界の最新動向を学ぶ
- 自分の改善点を見つける努力を続ける
初心を保つことで得られる成果
初心を忘れずに取り組むことで、以下のような成果が期待できます。
継続的な高パフォーマンス
- 新人の頃の成果を維持し続けられる
- 経験とフレッシュさの両方を活かせる
- 相手からの信頼を得続けられる
成長の継続
- 慢心による停滞を避けられる
- 新しい発見や学びを得続けられる
- 常に改善の余地を見つけられる
良好な人間関係
- 相手に対する真摯な姿勢が伝わる
- 決めつけない姿勢が相手に安心感を与える
- 長期的な信頼関係を築ける
今日から実践できる初心キープ法
毎日の心がけ
- 朝一番に初心を思い出す
- 新人の頃の気持ちを5分間思い出す
- その日一日の目標を新鮮な気持ちで設定する
- 相手の立場に立って考える
- 相手が初めての場合はどう感じるかを考える
- 自分が相手だったらどう接してほしいかを考える
- 感謝の気持ちを忘れない
- 仕事があることへの感謝
- 相手が時間を割いてくれることへの感謝
週次・月次の振り返り
- 自分の態度や表情をチェック
- 成果の推移を分析
- 初心を保てているかの自己評価
- 改善点の特定と対策の検討
慣れた時こそ、最も注意が必要です。
経験は武器ですが、同時に足枷にもなり得ます。
常に初心を忘れず、一人一人と真摯に向き合うことで、あなたの成果は必ず向上し続けるでしょう。
今回のテーマは「慣れた時が一番危ない」という話でした。
人生を自由に!カオルさんでした。