考えるな失敗しろ:成功確率を10倍にする逆転思考法
人生を自由に!カオルさんです。
今回のテーマは「考えるな失敗しろ」についてお話しします。
あなたが手に入れたい理想の人生
あなたには叶えたい夢や目標があるはずです。
新しい事業を立ち上げたい、収入を増やしたい、独立したい、何か新しいことにチャレンジしたい。そんな思い描いている理想の未来があると思います。
そして、その未来に向けて確実に成功したい、失敗したくないと思っているでしょう。できれば一発で成功して、最短距離で理想を実現したい。これは当然の願いです。
なぜ多くの人は行動できずに終わるのか
しかし現実はどうでしょうか?
なかなか失敗を恐れて前に進めない人がいるんです。行動した方がいいというのは分かっても、なかなか行動できない。
「これでうまくいかなかったらどうしよう」 「失敗したら恥ずかしい」 「時間やお金を無駄にしたくない」
こういった思いが頭をよぎって、結局何も始められずに時間だけが過ぎていく。多くの人がこの状態に陥ってしまいます。
そして、完璧な計画を立てようとして、いつまでも準備段階から抜け出せない。「もう少し勉強してから」「もう少し準備が整ってから」と言いながら、結局行動しないまま終わってしまうのです。
失敗を恐れる根本的な原因
なぜ失敗が怖いのかというと、それはうまくいく前提で考えているからです。
僕から言わせてみると、「うまくいかなかったらどうしよう」とかじゃなくて、うまくいかないこと前提なんですけどね、という感じなんです。
どんなに緻密な計画を立てても、どんなに壮大な計画を立てたとしても、うまくいくということがまずそもそもないんです。行動しないとなかなかうまくいかないし、行動しても、本当に緻密に計画を立てたとしても、「これ絶対間違いない」と思った人でもうまくいかないんです。
もちろん僕だってそうです。やるときはうまくいく前提で考えながらやっちゃうんですけど、それでもうまくいかないです。
10個やって1個うまくいけば上等
生徒さんとかもそうだし、勉強熱心なあなただったら分かると思うんですけど、10個やって1個うまくいけば、もう上等ですよ。
それを10個やって10個とも当てようと思うこと自体が、そもそもナンセンスというか、そんなことありえないんです。
養鶏での失敗体験から学んだこと
僕は今養鶏をやっているんですが、もう失敗だらけです。「これがいいな」って思って、「絶対これがいける」と思ったら、全然ダメでした。
僕たちは自然養鶏という形でやっています。なるべくくちばしを切らない(デビークしない)という飼い方。
通常、ケージ飼いでは、鶏が仲間のお尻や背中の羽をつつく「つつき」という問題があります。つつかれた鶏は血が出て、その赤い色を見ると他の鶏が興奮して、最終的にリンチにあって死んでしまうんです。
だから一般的にはくちばしを切って、ケージに入れて飼うわけです。
でも僕たちは自然養鶏で、デビークしないで平飼いでやる。散々本を読んで、「これだったらつつきは出ない」と思って設計してやったんです。「もうこれで完璧」って思ってました。
最初の200羽、2ヶ月3ヶ月ぐらいで全部いなくなったんです。1日4羽とか、多い時は5羽6羽とかなくなっちゃって。「また なくなってる、またなくなってる」という感じでした。
次は同じ失敗を繰り返さないということで、もう色々調べて、いろいろやった結果、草をあげるのがいいとか、米ぬかじゃなくて麦殻をあげるのがいいとか、色々調べて、いろいろ聞いてやったんですけど、それでもダメでした。
失敗前提で考える成功法則
計画なんかもちろんいいと思ってやるんですけど、それでもうまくいかないというのは大前提です。
生物だって適応できなくて絶滅していたわけじゃないですか。そもそもその計画の中で、うまくいくということ自体がそもそもない。だからこそ時間をかけて、ゆっくりゆっくり生物というのは進化成長してきたわけです。
僕たちも一緒です。
失敗前提思考の3つのメリット
メリット1:精神衛生上楽になる
うまくいくのが一番最高なんですけど、うまくいかない前提でやる。だから「考えるんじゃなくて、もう失敗しよう」みたいな、そんな感じでやっていった方が精神衛生上楽です。
メリット2:試行錯誤の回数が増える
その方が試行錯誤の回数というか、やる回数が増えるんです。
メリット3:経験値が蓄積される
結果として残るものがある。経験値が残って、経験値が残れば残るほど、チャレンジの回数が増えれば増えるほど、レベルアップしていきます。
「これはダメだった、これはうまくいった」ということが、だんだん分かってくるんです。
実践的な成功確率向上法
そうなった時には、最初は10回やって1個しか当たらなかったけども、それがだんだん10回やればだいたい2個ぐらい当たるようになる。だんだん3個当たるようになる。
100発100中は無理だと思うんですけど、そんな感じで確率というのは上がっていくと思います。
ステップ1:失敗前提で計画を立てる
「これは失敗するかもしれない」を前提に、小さく始められる方法を考える
ステップ2:素早く実行する
完璧を求めず、60点でもいいからまず動き出す
ステップ3:失敗から学ぶ
何がダメだったのか、何がうまくいったのかを記録する
ステップ4:改善して再挑戦
前回の学びを活かして、また挑戦する
ステップ5:回数を重ねる
この サイクルを繰り返し、経験値を積み上げる
このサイクルを繰り返すことで、あなたが思い描いている夢や目標が少しずつ叶えていけると僕は信じています。
今日から始める「失敗前提」思考
完璧な計画を立てることに時間をかけるのではなく、「まず失敗してみよう」という気持ちで小さく始めてみてください。
失敗は恥ずかしいことでも、避けるべきことでもありません。失敗は成功への必要なプロセスです。
むしろ早く失敗して、早く学んで、早く次に進む。この繰り返しが、最終的にあなたを成功に導いてくれるのです。
ぜひこの考え方を普段意識してみてください。きっと行動することへのハードルが下がり、結果として理想の未来に近づいていけるはずです。
人生を自由に!カオルさんでした。